2004年02月09日

ホームパーティで感じた個人の記憶の儚さ

英語を習っている先生の家(道玄坂)で、ホームパーティ。オールで飲みまくり。結構広いアパートだけど、一時は50〜60人の人がいて(日本人も外人も男も女も)、DJしてる人もいて、そこはもうクラブ状態。おもろかった。
写真でも撮っとくべきだったと、今になって思っているが、写真一枚じゃ伝えられそうにない雰囲気。映像が必要だと思う。でも2〜3分じゃダメだな。少なくとも、DJ、踊る人、日本人♂のタバコ芸、関西弁を巧みに話す外国人、外国人からの俺へのツッコミの数々("Cute!"、とかね)、来てた人全員の顔とか収めておきたかったね。
その日限りで、知り合って喋るだけの人が多いもんだから(同郷の人らとはちょっと仲良くなったけど)、すぐ忘れちまう。まぁ、2度と会わない人がほとんどだろーから、そーいう人達は俺にとってはどーでもいい存在なんだけど(さめた表現だけど実際そう)、完全に忘れ去って思い出せなくなっちゃうのはイヤなんだよなぁ。。。
話題的には古いが、マイライフビッツ(My Life Bits)という、MSのプロジェクトがある。HotWiredの記事によると、

MSの新プロジェクト:人生の出来事すべてをディスクに保存する『マイライフビッツ』
マイライフビッツは、撮った写真やホームビデオ、閲覧したウェブページ、書き送った電子メール、かけた電話、支払った請求書など、個人の生活の主要部分をコンピューターの記録ディスクに保存することを目指している。

という感じらしい。自分のマルチメディアな思い出や、人とのコミュニケーション、関心事などが時系列でキチンと整理されて、簡単に探すことができ、かつ各々がうまくリンクされていれば、それは悪くない気がする。まぁ、そんな膨大な情報(二度と参照されない不要な情報を多数含むだろう)を持っていても仕方ないとは思うが(「現在」がおろそかになりそう)、俺はなんとなく、そーいうのを失いたくない派。
でも、俺が使いたくなるレベルに達するまでには、問題がいくつかある。そのうちの(おそらく最も大きな)一つが、インターフェース。四六時中カメラ回してるわけにはいかないもんね(箸より重かったらダメよ、厳しい?)。感じたこととかはさすがに(テキストor音声で)入力するしかないか。あと、ただの膨大なコンテンツが保存されるだけじゃヤなので、あらゆる種類の情報・知識のリンク付けと、素晴らしい検索インターフェースも欲しい(さっきも書いたけど)。検索があっても、「何を探したい」という気持ちにならない可能性もあるので、事あるごとに想起させてくれるようなエージェントも欲しい(お節介なヤツだったら、やっぱりイヤ)。
でも個人的には、セピア色な思い出がやたらリアルで完璧なコンテンツになるのはどーなのかという感じはしないでもないかもねぇ(「セピア色&記憶は断片♪フィルタ」とかでダイジェスト生成されると楽しいかも)。
ある人のBlogでは(初めて他人にTrackBack)、
Going My Way: どこまで記録に残すべきか?
この世に残すべき記録とそうでないものをどう振り分けるかが大事かも。

と書いてあった。これは人手ではやってらんないよなぁ。あと、個人記憶については、公開・非公開性あるいはアクセス権限、認証なんかが超柔軟に設定でき(信頼できるレベルで自動がいいなぁ)、かつ超堅牢に構築されるべきだと思う。また、俺が死ぬときには完全に削除されて欲しい。というのも、この世に残すべき記憶があったとしたら、どこかに残っているだろうし、自らが記録を残すまでもなく、皆の記憶に残りつづける人物が実際のところ重要なコンテンツであり、世に残すべきモノなんだろーから。エンタメ的な意味では、俺の記憶は一見の価値アリだろーけど;-) ちなみに、個人レベルでの使用を越えた高度な使い方をする場合は、話は別。
いかん、収拾がつかん。このテの話は、いろんなトピックを含むから、ターゲット絞んないとダメだな。ちなみに、個人レベルでのアプリが最も俺の関心を惹きつけるのだけれど、個人を越えたもっとでかいレベルでは国防総省が何かやろうとしてるらしい。それについては、気が向いたら書くか。
と、まぁ、個人の記憶の儚さについて思うところがあるわけだが、「今を生きる」みたいな刹那的なお方になりたいとか思ってたりもする。「写真?なにそれ?」みたいな。矛盾しまくり。

酒飲みながら書いたのがまずかったかな。。。でも何気に雲丹とシャンパン、合うねぇ〜。

Posted by Takuma at 2004年02月09日 03:24 | TrackBack
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